シールの抜き加工においては、通常の切り刃に比べるとミシン刃は特に糊がたまりやすいとお聞きします。
特に粘着の強い材料を扱う場合、糊残りによるトラブルで作業効率を下げてしまうことも…
今回は、そんなお悩みにお応えするべく、ミシン刃へのフッ素加工を無償で対応することにいたしました!

ミシン刃へのフッ素コーティングを“無償”で対応!
ネーマー刃・ミラー刃でミシン刃をご注文いただいた場合、ご注文時にご指示いただければをミシン刃部分へのフッ素コーティングを無償で対応いたします。
※お客様の現場で他の非粘着処理をされているケースなどもありますので、お客様からご指示をいただいた場合のみの対応とさせていただきます。
下の写真のような刃型の場合、赤丸で囲ったミシン刃のみにフッ素加工を施します。

フッ素コーティングで効果が得られない場合は、シルキーコート刃、CSコートをお試しください。
有償対応となりますが、CSコートはフッ素コーティング同様にミシン刃のみなど部分的な施工も可能です!
CSコートについて詳しくはこちらの記事をお読みください
ミシン刃の抜きサンプルをご提供!

「実際に加工したときの状態を見てみたい、ミシン目の切れ具合を確認したい」そんなお客様のために、ミシン刃の抜きサンプルをご提供しております。
「1 : 1」「2 : 1」「3 : 1」の3種類とマイクロミシン刃「0.35:0.15」「0.2:0.15」の2種類にて、サンプル加工用の刃型を用意しています。
弊社に常備している材料以外でも、材料を送っていただければ、送っていただいた材料にて抜きサンプルを作成することもできます。
ご要望がありましたらお気軽にお問い合わせください。

新製品開発中!
フナミズ刃型製版では、お客様の困りごと、抜き加工においては糊の染み出しといったトラブルの解決に向けて、日々研究・開発を行っています。
現在は「シルキーコート」「CSコート」といったコーティング刃をご提供していますが、それでも「完全には解決しない」という声をいただくこともあります。
そこで現在、新しい非粘着コーティング刃の開発を進めています。
社内のテストでは、これまでにないレベルの高い非粘着性を確認しており、非常に有望な技術だと感じています。
ただし、実際のシール印刷機での使用時にどれほどの効果を発揮するか、またその効果の持続性については、まだ検証段階です。
今後、開発の進捗や新製品の発表、モニター企業の募集などがある際には、本ブログでも随時お知らせいたします。
お客様のより良い印刷ライフの一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

木原 優/Yu Kihara
フナミズ刃型製版の営業担当
本ブログは「シール印刷にまつわるお役立ち記事」をテーマに運営