高級感を演出する新技術 !?2段エッチング亜鉛版のご紹介

先日の「ラベルフェスタ2025」にて、弊社の新製品(まだ開発段階ですが)をご紹介しました。

これまでにも厚み1mm・1.5mm・3mmの亜鉛版を製作してきましたが、今回、とあるシール印刷会社様にご協力いただき、亜鉛版の2段エッチングによる箔押しサンプルを作成することができました。

弊社の亜鉛版について詳しくはこちらのページをご覧ください。

亜鉛版の2段エッチングとは

通常の亜鉛版では、腐食は1回のみ行いますが、2段エッチングとはその名の通り2段階に分けて腐食を行う方法です。

1回目で表面を浅く腐食し、2回目で通常と同じ深さまで腐食を進めることで、「浅い彫り」と「深い彫り」の両方を施すことができます。

これにより、箔押しと同時に細かなエンボス加工が可能となり、箔押しした箇所に模様やデザインを加えることができます。

サンプルのご紹介

ラベルフェスタで紹介した二段エッチングの亜鉛版。冒頭の箔押しに使用した実物です。

版の表面は逆文字で分かりにくいですが、数字「2」を拡大すると、2段エッチングにより無数の穴があいているのが見えます。

この版で実際に箔押しをすると、箔押しだけでなくエンボス加工を施したような仕上がりになりました。

細かい模様で線も非常に細いため、エッチングが入りにくく、腐食の深さも先ほどの「2」に比べてかなり浅くなっています。

実際に箔押ししてみると、こんな細かい模様でもしっかり再現されました。
高級感を演出できるため、お酒のラベルなどと相性が良さそうです。

ご興味ある方がいらっしゃれば

今回ご紹介した亜鉛版の2段エッチングは、まだまだ検証や改良の余地があり、使用する柄(パターン)の種類やサイズによっても工夫が必要です。

今回のサンプルでは、非常に細かい模様まで再現できることを確認できましたが、細かすぎるあまり肉眼では判別しづらいという課題も見つかりました。

現在も検証を続けている段階ではありますが、「2段エッチングの亜鉛版で箔押しを試してみたい!」とご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お客様のより良い印刷ライフの一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

木原 優/Yu Kihara
フナミズ刃型製版の営業担当
本ブログは「シール印刷にまつわるお役立ち記事」をテーマに運営