大きいラベルの作製と貼付けの工夫

少しずつ春らしい日が多くなってきましたね。
例年であればお花見が楽しみな季節ですが、今年もなかなか実現できなさそうですね・・・。
そこで、少しでも春を感じられるように「マスク着用のお願い」シールを貼り替えてみました。

貼り替え前。一般的なよくあるシールですね。立派に責務を全うしてくれました!感謝の意を込めながら剥がします。

強粘再剥離糊を使用していました。環境にもよりますが貼付後1年以内であれば糊の跡も残らずキレイに剥がすことが出来ます。

ラベルの印刷

今回はレーザープリンタでA4サイズのステッカーを作成しました!

当社のレーザープリンタは最大A3サイズまで印刷が可能ですので、今回は2枚同時に印刷してしまいます。桜の色が入るだけで少し春らしく感じられますね!

仕様は以下の通りです・・・

サイズ:297×210mm
基 材:ユポ(強粘再剥離糊)+ラミネート

抜き加工はカッティングプロッターで、全抜き+裏スリットを2本入れておきます!

貼付け作業

大きいサイズの全抜きシールは、裏スリットを2本入れておくと貼付けが非常に楽になります。

こうすることでセパレーターの中央部分のみを剥がすことが出来るので貼付けの際の位置合わせと仮止めをスムーズに行うことが出来ます。

仮止め部分を裏側から見ると、こんな感じです。

仮止めが完了したら、左右のセパレーターを剥がしつつ、中央の仮止め部分から外へ向かって空気が入らないようにシールを貼りつけていきます。スキージ(ヘラ)を使用すると簡単・キレイに貼り易いですよ。

そうして貼り替え完了したシールがこちらです!ワンポイントの桜の花とピンク色が少しだけ春を感じさせますね。

シールのサイズや貼り付ける場所によっては、このように「裏スリット2本」というご提案も有りかと思います!

ちなみに、今回貼りなおしたシールの上に貼っている社名のシールは塩ビに溶剤インクジェットプリンタで印刷し、サンカットラミ加工したものなのですが貼り付けたのは5年以上前なのです!

南向きの玄関に貼っているのでそこそこ日も当たるのですが、あまり色褪せることも無いので溶剤インクジェットの耐候性の良さが分かります!

余談ですが・・・

新しいシールデザイン、桜の花びらをピンク色で表現したのですが、実は桜の花びらってそんなにピンク色ではないんですよね。


もちろん品種によって色は異なりますがソメイヨシノや山桜の花びらを一枚手に取ると、白もしくは限りなく白に近いピンク色をしています。
ではなぜ多くの人が「桜=ピンク」と結びつけているかといいますと、そこには「記憶色」というものが関係しているのです!

記憶色とは

カメラを趣味とされている方は既にご存じかもしれませんが、人が頭の中でイメージする色のことです。
「リンゴ=赤」「晴れた空=青」などですね。個人差はあるのですが、記憶色は実際の色よりも鮮やかな色になることが多いようです。
なので桜の花も実際の色よりも鮮やかなピンク色を連想してしまうのですね。以上、本当に余談でした!

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