動画マニュアルのすすめ

みなさまの会社にも社内マニュアルはあると思いますが、動画の活用はされていますか?

当社は今年から動画マニュアルの作成に着手しました。
今回のブログでは社内マニュアルとして作成した動画、作成にあたっての所要時間、作成に使用したソフト、
マニュアルを動画にするメリットを紹介させていただきます。

まず実際に作成した動画がこちらです。

ゼンマイ刃に使われる刃材を決められた長さで切断、加工する際に使用する「ノギス」の
使用方法を紹介した動画です。
四角を手で曲げて作製するときはこの動画の精度(小数点第二位)まで合わせて作製しています。

ゼンマイ刃の刃材を曲げるための道具「ベンダーとコマ」の使用方法を紹介した動画です。

今は自動曲げ機で曲げたり切ったりの加工する事がほとんどですが、最終的に追い曲げしたり、
微調整するためにも必要な技術です。
最終的には職人の目と腕が仕上がりを左右します。

上記2つの動画は当社ゼンマイ刃部門の技能伝承マニュアルとして作成をしました。

動画作成に使用したソフトはWindows OSに標準でインストールされている動画編集ソフト
「ビデオエディター」です。
社内用の動画マニュアルを作成するのであれば、新たに動画編集ソフトを購入する必要はありません。
ちなみにMac OSにはiMovieがあります。

また動画作成にあたっての所要時間は、それぞれ撮影と編集合わせて2時間程でした。

動画マニュアルのメリット

社内マニュアル作成当初はテキストと写真を使い、pdfのマニュアルを作成していましたが
運用が難しいと感じる部分があり、動画マニュアルの作成に着手しました。
※一覧表や対応表等、作業の一部分が見たい場合はpdfが使いやすいこともあります。

以下は、pdfと動画と2種類のマニュアルを作成してみて感じた動画マニュアルのメリットです。

○映像と音声による説明で理解度が高まる
 静止画や文章より動画の方が記憶力の定着がいいと言われています。
 またテキストや画像に比べて約5,000倍も情報量が多いため、視聴者は理解を深めやすいです。 

○実際の動きを見せられる
 技術やスキルを伝えたい場合に非常に有効です。
 作業の習得具合に個人差がなくなれば、品質のバラつきも少なくなり、
 業務の標準化、品質の維持につながります。

全ての製造工程を動画にする必要はないかもしれませんが、
内容によって動画とpdfを使い分けると社内マニュアルを運用しやすくなります。

最後までお読みいただきありがとうございました。