刃型とは・・・

刃型(抜型)とは特定の形のモノを量産するために必要な「型」の一種で、主に紙やフィルム、スポンジ等を打ち抜き、シール・ラベル・紙器・パッケージ・ダンボール・パッキン・ガスケット等、様々な分野で使われています。
その中でもフナミズ刃型製版では、シール・ラベルに特化したサービスを展開しております。

ビク型(トムソン型)

一般的には紙器・パッケージや、ダンボールの打ち抜き加工に使われています。
東日本ではビク型、ビク刃と呼ばれています。その起源は主に関東でドイツのビクトリア印刷機を改造して抜き加工を始めたのが由来のようです。
また、関西ではアメリカのトムソン社の抜き加工機が主流だったようで、西日本ではトムソン型、トムソン刃と呼ばれていますが、基本的には同じ物を指します。まれに木型とも呼ばれることもあるようです。

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ゼンマイ刃

基本構造はビク型と同じですが、細かいシールのデザインを表現するために、刃材(曲げて埋め込む金属の刃)をより薄く、刃の高さもより低くして曲げやすくした物です。名前の由来は、時計のゼンマイの片側を研磨して作ったとか、ゼンマイに似ているからとの説があります。

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フレキシブルダイ


ビク型やゼンマイ刃とは全く構造が異なります。
薄い金属板をエッチング(腐食)して残った部分をマシニングセンタで切削、研磨して作られます。
主にマグネットシリンダーに巻きつけて使われることが多いですが、ゼンマイ刃やビク型の代わりに平抜きで使われることもあります。
ゼンマイ刃やビク型で出来ないような細かい加工や抜群の寸法精度を誇ります。
名前の由来はフレキシブル(柔軟な)ダイ(型)で、極々単純です。

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