PETフィルムでフレキシブルダイを延命!?

マグネットシリンダーにフレキシブルダイを装着して抜き加工をする際、刃先が摩耗して刃高が低くなり、材料が抜けなくなったなんてことありませんか?
通常であれば刃型を作り直すところですが、急場しのぎとして刃型を延命させる方法がございます。
今回はフレキシブルダイの延命に役立つPETフィルムを紹介します!

刃型を使い続けると…

どんな刃型でも使い続けると、刃先が摩耗して切れ味が悪くなります。
プレス機で抜き加工をする際は、抜き圧を強めて押し切ることも可能ですが、

マグネットシリンダーで抜き加工を行う際は、基本的には抜き圧の調整ができないため、刃先が摩耗して刃高が低くなると抜き加工が行えません。
※Gap Master等、刃高調整ができるユニットもあります。
https://www.gmitaly.it/articles/gapmaster/

そんな時はPETフィルムで底上げ!

切れ味の落ちた刃型は基本的には再作成を推奨しますが、抜き加工中に途中から抜けなくなった時は、PETフィルムをフレキシブルダイの下に敷くことで急場凌ぎができるかもしれません!

フレキシブルダイの底上げに一般のラップ(サランラップやクレラップ)を使用していたお客さんも居たようですが、シワになりやすく貼りにくいとの声を受けて、シワになりにくいPETフィルムを用意しました。厚みはほとんど同じです。

貼り方

サイズ・価格・納期・注意点

【サイズ】
幅 300mm× 長さ 25M× 厚み 0.012mm。

【価格】
1巻¥3,000-(税抜)

【納期】
即日出荷。

【注意点】
刃先の摩耗具合によってはPETフィルムを貼っても抜けないことがあります。
また伸縮性のある材料など、もともと抜きにくい材料の場合も刃先が摩耗した刃型では切れ味が悪く、PETフィルムを使い底上げしても抜けないことがあります。

まとめ

今回はマグネットシリンダーの刃高調整用のPETフィルムを紹介しました。
今ある刃型を少しでも長く使うことによって、刃型代も環境負荷も軽減できるSDGsに関連する商品です(笑)。

皆様の会社の業務改善に少しでも役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。